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FGF15/19は、胆汁酸によるFXR活性化により回腸での発現・分泌が上昇し、肝臓の受容体を介して胆汁酸の合成経路の律速酵素であるCyp7a1発現を抑制するホルモンです。胆汁酸は脂質の消化・吸収を助ける界面活性剤であるのと同時にコレステロールの主要な排出経路であり、摂食によりFGF15/19量がどのように発現調節を受け、肝臓Cyp7a1発現をコントロールしているのかを理解することは、脂質異常症などの発症メカニズムを解明する上で重要です。
現在、摂食と回腸FGF15発現量の関係に関する研究をマウスを用いて行っており、その成果についてわかりやすく解説してみたいと思います。
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